91← カボちゃんのどてかぼちゃ劇場① →89
「ATSUMORI」の評判が良かったので、再び織田信長の愛唱歌をカバーしたようですw
もちろん、節回しとかは楽譜とかない時代なので、こんな感じかなの雰囲気です!
さて、カボちゃんが歌った二つの小歌、
一つ目の 「死のうは一定、しのび草には何をしよぞ、一定かたりをこすよの」 は、
『信長公記』記載の有名な歌なので、意味とかは各自検索するとして、
もう一つの 「人の若衆を盗むよりしては 首を取らりよと覚悟した」 は、
『犬つれづれ』という書に出てくるのですが、ちゃんとした解説とかがたぶんないので、
当該箇所をきひみ博士が現代語訳してさしあげましたよ!
簡単に言うと、男色関係の歌でございます!w BL好きの方、必見ですよ!w
【原文】
一、一品左相府平の信長公、常に御気色よき時は、人の若衆を盗むよりしては、首を取らりよと覚悟したと、小唄に作りて歌ひ給ひしと、その頃きゝし人の語りはんべり。信長下にありて、もしも己れがあやまりありなば、聞くたびに恐ろしかりぬべし。
(承応二年[1653年]刊『犬つれづれ』より)
【現代語訳】
「織田信長公は、いつもご機嫌がよい時は、「人の若衆を寝取ったからには、首を討たれても仕方がないと覚悟した」という一節を小唄にしてお歌いになってました」と、その当時に聞いた人が言っていました。信長公の臣下にいて、もしも自分が過ちを犯していたら、この小唄を聞くたびに恐ろしかったことでしょう。
※「一品左相府」・・・信長の官位。信長は「右大臣」なので、「右相府」の誤りか。
「平の信長公」・・・信長は平氏を名乗っていた。
松田修氏の『日本の異端文学』には、
「他人(ひと)の若衆を盗むよりしては命とらりよと覚悟した」
と微妙に違う形で紹介されていますが、出典が明記されていません。
また、芥川龍之介の『おしの』という作品では、主人公の夫が歌ったとしてこの歌が出てきます。
えっと、ものすっごく簡単に言うと、
信長「ワシの蘭丸に手を出したら首撥ねるよ」 ってことですwww
あれ?みんな寝ちゃったみたいですね?w じゃ、おやすミョウ・ガール♪
[161019]